パソコンを使う女性

インスタグラムやブログでの発言が大きな影響力を発揮する人は、インフルエンサーとよばれています。有名人や人気を集める芸能人などの場合もありますが、多くは一般人です。普段の日常生活では特段注目を集めるような立場に無い人が、ひとたびインターネット空間で発言をすると、しばしばSNS上でバズられるなど拡散されて、大手メディアに取り上げられることもあるほどの情報発信力を獲得しているのが特徴です。

最近ではインフルエンサーをエンゲージメントを高めるために、ウェブマーケティングでも彼らのポテンシャルを戦略的に活用する動向が活発になってきました。それがインフルエンサーマーケティングというマーケティングの新たな潮流のことです。インフルエンサーマーケティングとは、一定以上のフォロワーを保有している個人のインフルエンサーに、コラボレートして商品やサービスの広告を依頼することになります。従来の企業が広告会社に出稿依頼する広告手法では、企業が伝えたい商品やサービスに関する情報だけを洗練された形で顧客候補層の個人に一方的に伝達するものでした。これに対してインフルエンサーマーケティングではフォロワーのインフルエンサーによせる信頼感を背景にして共感を獲得することで、商品やサービスのエンゲージメント、ひいては売上や集客などのコンバージョンの獲得を目指します。

商品やサービスを紹介することで購買意欲を刺激する点では、従来の広告手法と類似しているのは確かです。しかしインフルエンサーマーケティングの場面においては、商品やサービスの紹介についての大幅な裁量が許容されています。インフルエンサーは通常のコンテンツで提供しているように、依頼企業からの商品やサービスを使用する様子をフォロワーを想定して提供しますが、SNS上でエンゲージメントを獲得することが効果の大半の場合であることも珍しくありません。

必ずしも購買意欲の喚起につながらなくても、インフルエンサーと提携することには企業側にも大きなメリットがある訳です。つまりインフルエンサーが関与することで、信頼性が高い印象を与えることができます。信頼性が高いのはフォロワーたちから共感や支持を集めているからです。信頼性が高いインフルエンサーとコラボレートすることで、商品やサービスがより身近で気になる存在として認知してもらうきっかけになる効果を期待できます。ここにインフルエンサーマーケティングの眼目があるわけです。